blog:脱炭素で水力発電に脚光。各地で稼働が進む

世界的なCO2削減の波によって、発電時にCO2発生がない水力発電が注目されている。ダムや川、山岳地での高低差を利用して発電する仕組みが主流だが、各地で稼働が進められている。
昭和38年の稼働開始から60年近くが経過しようとしている東北電力の揚川(あげかわ)発電所は、年間の発電電力量が約3億2000万kW/時で、これを2基の発電機で生み出している。発電の重要パーツとなる水車(1号機、約186トン)の重点整備が13年ぶりに着手されるなど、今後の稼働を考慮して5か月を要するメンテナンスが行われている。

また、和歌山県の田辺市上秋津では、「あきつの小水力発電所第1号」が完成した。フランス製の水車発電機10kW×2台が設置されており、農業用水の余水を利用して発電する仕組み。事業費約3300万円で、関西電力への売電収益は年間300万円以上を見込んでいるという。

建設時のCO2発生を考慮すると新規の大規模発電所の開発は難しいのが現状で、今後はこのような既存発電所の利活用や小規模な水力発電が推進されるもよう。

水力発電

●東北電力
https://www.tohoku-epco.co.jp/power_plant/water.html