アパレル販売のH&Mが什器の一部に「パネコ」を採用した池袋店を3月オープン

ファストファッション大手のH&Mは、アップサイクルした什器を一部に導入した新店舗として「H&M池袋店」を3月1日にオープンする。ヒューリックビルの1階から3階にわたる売場面積約1,000平方mの店舗で、メンズ・レディースをはじめ、中高生をターゲットにした「ディバイデッド」も扱う。

店舗としての特徴は、什器の一部にアップサイクル繊維を使ったリサイクルボード「パネコ」を使っていること。池袋店ではH&Mジャパンで発生した不良品のみを原料とした「パネコ」を使用する。
「パネコ」は、廃棄衣料品の繊維を原料にした循環型繊維リサイクルボードで、株式会社ワークスタジオが開発・販売しているもの。繊維を91.5%使っているにもかかわらず、木質繊維板と同等の強度を持っていると同時に、加工も容易という特徴を持っている。この「パネコ」は、使用後に再び新しい「パネコ」へと生まれ変わらせることが可能なので、廃棄しないで循環製造できる点も見逃せない。

大量生産・大量廃棄が消費者からの理解を得られない時代になったことで、ファストファッション業界は訴求力が減衰してきている面も指摘されているが、こうした不良品をアップサイクルする仕組みを導入することで、消費者に合理性を訴える構え。

↑ワークスタジオ「パネコ」の循環概念図

<用語解説> アップサイクル
アップサイクルとは、販売や使用に適さない商品を使ってより優れた製品に生まれ変わらせることを指す。既存品に手を加えてアレンジするリメイクとは異なり、生まれ変わった製品が高い価値を持つところがアップサイクルの特徴となっている。

●H&Mのサステナビリティへの取り組み
https://www2.hm.com/ja_jp/sustainability-at-hm.html

●パネコ
https://paneco.tokyo/