高知工業高等専門学校が四国経済産業局主催セミナーで食品廃棄物からのエネルギー回収システムを紹介

高知工業高等専門学校ソーシャルデザイン工学科の山崎慎一教授は2022年4月15日、「四国発!環境ビジネスの今を知るセミナー」で3月にオンライン講演を行い、食品廃棄物からエネルギー回収を行うシステムの実用化事例を紹介したと発表した。従来は多くの事業所で「活性汚泥法」によって処理されてきているが、今後は省エネ化や廃棄物の減量化などが求められることが予測されており、循環型経済を形成する技術の実用化に期待が寄せられている。
具体的な事例としては、「厨房排水処理にUASB法とDHS法を適用」したものがあり、山崎教授が高知県内の環境整備機器メーカー(兼松エンジニアリング株式会社)、大手の産業用プラントメーカー(三機工業株式会社)と共同して、UASB法とDHS法を組み合わせたグリストラップ油脂の処理システムを挙げた。これは2007年5月に産廃処理場内に設置したシステムで現在も稼働中。
そのほかには「都市下水処理にDHS法を適用」した事例を挙げ、流入下水量に応じてダウンサイジングを可能としたシステムによって維持管理コストを削減できるDHS法の特長を説明した。これは2017年1月から稼働しており、現在においても排出基準を満足する処理性能が得られているという。

●3月に開催された「四国発!環境ビジネスの今を知るセミナー」
https://www.shikoku.meti.go.jp/01_releases/2022/02/20220224d/20220224d.html

●高知工業高等専門学校
https://www.kochi-ct.ac.jp/