伊勢丹新宿本店の食品フロアでAIスマート空調システムの導入開始。「温室効果ガス排出実質ゼロ」への進展

株式会社三越伊勢丹ホールディングスは2022年2月7日、神戸大学、ユニテックとの連携で「AIスマート空調システム」および「ウイルスフリーエアシステム」の導入に向けた実証実験を開始したと発表した。
三越伊勢丹ホールディングスは、「持続可能な社会・時代をつなぐ」に取り組みながら、2050年環境長期目標に「温室効果ガス排出実質ゼロ」を掲げており、神戸大学とユニテックが技術提供する「AIスマート空調システム」「ウイルスフリーエアシステム」利用の実証実験が食品フロアで開始された。空調エネルギーの年間使用量を50%削減する目標を掲げており、その実現に向けた取り組みとなる。
2023年度中には伊勢丹新宿本店全館への本格導入を進める構えで、さらに将来的にはグループ百貨店店舗への導入を進めていく予定という。

今回導入の「AIスマート空調システム」は人がいる場所に快適な風を運べるもので、神戸大学等が2019年に開発した空調制御技術。導入施設において40%以上の省エネ・低炭素化が実証されているという。また、「ウイルスフリーエアシステム」は殺菌能力を持つ空気を運ぶ技術で、ウイルス不活化、殺菌機能、感染リスク低減機能を持つのが特徴。
これら2つのシステムによって、殺菌する回数を最大化し、短時間でのウイルス除去を可能としている。

<ザ・サーキュラーズEYE>
かつては新築されたビジネスビルに会社が入居して、冷暖房の温度がビル全体でワンパターンの設定という経験をした人も多いのではないだろうか。夏の冷房がきつくて女性は真夏でもひざ掛けをしていたり、営業職が外出していると部屋の中が冷えすぎてしまったり、という現象は「しかたない」で済まされる傾向が強かった。しかし、そんな古い常識がAIや最新の冷暖房技術で解消されつつある。

●株式会社三越伊勢丹ホールディングスのリリース
https://pdf.irpocket.com/C3099/OMfg/NlMe/PTPp.pdf

●ユニテック株式会社
http://unitech-japan-inc.com/